こんにちは!最近、ふと「このお墓、将来どうなるのかしら…?」なんて考えたこと、ありませんか?実は今、お墓がいらない人の割合がぐんと増えているそうなんです。
インターネットの知恵袋で、葬式しない、墓もいらないという相談を目にすることも多くなりましたよね。自分の葬式はいらないし、子どもたちには何も残したくない…そんなお気持ち、とってもよく分かります。
でも、いざ墓不要、戒名不要と決めても、墓がいらない場合の骨の行き先はどうするの?とか、今あるお墓の墓じまいの費用は?なんて、次から次へと疑問が湧いてきませんか?永代供養とはそもそも何なのか、知恵袋を見ても情報がたくさんありすぎて…。
中には、お墓を持たない永代供養が3万円から、なんて話もあったり。人気の樹木葬も気になるし、そもそも墓なしで仏壇ありってどうなのかしら?なんて、考え出すと夜も眠れなくなっちゃいそうですよね。
大丈夫です!この記事では、そんなモヤモヤしたお悩みを、一つひとつ丁寧に解きほぐしていきます。一緒に新しい供養のかたち、見つけていきましょう!
この記事のポイント
- お墓がいらないと考える人が増えている背景
- 葬儀やお墓に代わる新しい供養方法の種類
- 永代供養や墓じまいにかかる費用の目安
- 後悔しないために生前に準備すべきこと

はじめまして、終活専門家のやえです。最近、「子どもに迷惑をかけたくないから、お墓はいらない」というご相談が本当に増えました。昔の常識が通用しなくなり、皆さん手探りでご自身の終活と向き合っていらっしゃいます。でも、それは決して寂しいことではなく、自分らしい最期をデザインする素敵な一歩なんですよ。この記事では、専門家の視点から、皆さんが安心して次の一歩を踏み出せるような、具体的で実践的な情報をお届けしますね。
お墓いらない知恵袋で探す人が増えた背景

お墓がいらない人の割合はどのくらい?
「うちだけかしら?」なんて思っていたら、とんでもない!今や、「お墓はいらない」と考える方は、決して少数派ではないんですよ。ある調査によると、お墓を撤去・解体する「墓じまい」の件数は、この15年間でなんと2倍以上にもなっているというデータがあるんです。
この背景には、私たちの暮らしの変化が大きく関係しています。例えば、こんな理由が挙げられます。
- 後継ぎがいない:少子化で「一人っ子」が増え、お子さんがいないご夫婦や生涯独身の方も増えました。娘さんが嫁いでしまい、お墓を守る人がいなくなるケースも多いですよね。
- お墓が遠い:生まれ故郷を離れて都会で暮らしていると、お墓参りだけで一苦労。交通費や時間もかかり、だんだんと足が遠のいてしまう…。
- 経済的な負担:お墓を維持するには、年間管理費がかかります。新しく建てるとなれば、数百万円単位の費用が必要になることも。この負担を子どもたちに残したくない、と考える親世代が増えています。
このように、家族のかたちが変わったことで、お墓に対する考え方も大きく変化しているんですね。「お墓を守り続けるのが当たり前」という時代から、自分たちのライフスタイルに合った供養の方法を選ぶ時代へと移り変わってきている、といえるでしょう。
葬式しない墓もいらないと知恵袋で相談

Yahoo!知恵袋などのQ&Aサイトを覗いてみると、「葬式しない」「墓もいらない」というキーワードに関するお悩みが、本当にたくさん投稿されています。その内容は、切実なものばかりです。
知恵袋で見られるリアルな声
- 「子どもは娘だけ。嫁ぎ先のお墓に入るのに、うちのお墓を継がせるのは申し訳ない…」
- 「葬儀やお墓にお金をかけるなら、子どもたちの将来のために残してあげたい。」
- 「無宗教なので、形式ばったお葬式には意味を感じられない。」
- 「法律的に、火葬さえすれば問題ないと聞いたけど本当?」
こうした声から見えてくるのは、「伝統や世間体を守ること」よりも「残される家族への負担を減らしたい」という深い愛情です。また、これまでの画一的な葬儀や供養のあり方に疑問を持ち、もっと自分らしい、納得のいくかたちを模索している方が増えていることもわかります。
インターネットで気軽に葬儀社選びなどの情報を集められるようになったことで、「うちも、それでいいんだ!」と共感し、新しい選択肢を検討するきっかけになっているのかもしれませんね。
何も残したくないし自分の葬式もいらない
「私が死んだら、何も残したくない。葬式もいらないから、シンプルに送ってほしい」。そんなふうに考える方が増えています。これは、決して投げやりな気持ちからではなく、「終わり方」を自分で決めたいという、とても前向きな意思表示なんです。
この「何も残したくない」という希望には、いくつかの想いが込められているようです。
- 物理的な整理:家財道具や財産だけでなく、お墓という「管理が必要なモノ」を残したくない。
- 精神的な負担の軽減:法事や墓守といった、しきたりによる子どもたちの時間的な拘束をなくしたい。
- シンプルな死生観:「人は死んだら自然に還る」という考えのもと、特別な供養の場は必要ないと感じている。
こうした希望を叶えるための方法として、最近では「ゼロ葬」という言葉も聞かれるようになりました。これは、火葬場で火葬・収骨を行った後、遺骨を引き取らずに火葬場に処分を委ねるという方法です。ただし、対応している火葬場は限られているため、事前の確認がとても重要になります。
遺骨の取り扱いに関する注意点
ご遺骨を許可なく山や海、私有地に埋めることは法律で禁止されています。供養の方法は多様化していますが、ルールやマナーを守って行うことが大切です。迷ったときは、自治体や専門業者に相談しましょう。
墓不要で戒名不要という選択肢もある
お墓やお葬式の話とセットで出てくるのが、「戒名(かいみょう)」の問題ですよね。「戒名って、絶対に必要なの?」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。
結論から言うと、戒名は仏教徒としての名前であり、必ずしも必要なものではありません。特に、特定の宗派を信仰していない場合や、宗教的な儀式を希望しない場合には、戒名をいただなくても何の問題もないのです。
最近人気の無宗教葬や、儀式を省略した直葬(火葬式)では、戒名なしで故人を見送るケースが一般的です。その場合、役所に届け出た俗名(生前の名前)のまま火葬・供養を行います。
戒名をいただくと、数十万円のお布施が必要になることもあります。墓不要、葬式不要と考える方にとって、戒名不要という選択は、費用面でも精神面でも、より希望に沿ったかたちといえるかもしれませんね。

「お墓」や「葬儀」の形に正解はありません。大切なのは、ご自身が納得し、ご家族もその想いを理解してくださることです。私がご相談を受ける際も、まず「どんな風に見送られたいですか?」「ご家族に何を残したいですか?」というお気持ちの部分からお伺いするようにしています。費用や手続きの話はその次。焦らず、ご自身の心と向き合う時間を持つことが、後悔しない終活サポートの第一歩ですよ。
お墓いらない知恵袋でわかる具体的な方法

墓がいらない場合、骨の行き先はどこへ
「お墓を持たない」と決めたとき、一番気になるのが「じゃあ、遺骨はどうなるの?」という点ですよね。安心してください、今は本当にたくさんの選択肢があるんですよ。ここでは代表的な供養の方法をいくつかご紹介しますね。
供養の方法 | 特徴 | 費用目安 |
---|---|---|
永代供養 | 寺院や霊園が永続的に管理・供養してくれる。承継者不要。 | 10万円~150万円 |
樹木葬 | 墓石の代わりに樹木を墓標とする。自然志向の方に人気。 | 20万円~80万円 |
納骨堂 | 屋内の施設に遺骨を安置する。天候に左右されずお参りしやすい。 | 20万円~150万円 |
散骨 | 遺骨を粉末状にして海や山にまく。自然に還るイメージ。 | 5万円~50万円 |
手元供養 | 遺骨の一部を自宅で保管する。小さな骨壺やアクセサリーにする方法も。 | 数千円~数十万円 |
この他にも、複数のご遺骨を同じ場所に埋葬する合祀墓(ごうしぼ)など、さまざまな種類があります。どの方法が自分に合っているか、それぞれのメリット・デメリットを理解して、じっくり検討することが大切です。
永代供養とは?知恵袋でわかる基礎知識

最近、本当によく耳にするようになった「永代供養(えいたいくよう)」。言葉は知っていても、「具体的にどんな仕組みなの?」と疑問に思う方も多いかもしれませんね。
永代供養とは、遺骨の管理や供養を、ご家族に代わって寺院や霊園が永続的に行ってくれる仕組みのことです。「永代」という言葉がついていますが、未来永劫ずっと個別に供養してくれる、という意味ではないケースが多いので注意が必要です。
永代供養の一般的な流れ
- 個別安置期間:契約時に定めた期間(例:13回忌、33回忌までなど)、個別のスペースで遺骨を安置・供養してもらいます。
- 合祀(ごうし):個別安置期間が終わると、他の多くのご遺骨と一緒に、大きな供養塔などに移され、まとめて供養されます。
この「合祀」が大きなポイントです。一度合祀されると、ご遺骨を個別に取り出すことはできなくなります。しかし、お墓の後継ぎがいなくても無縁仏になる心配がなく、管理の手間もかからないため、非常に人気の高い供養の方法となっています。永代供養には、納骨堂タイプや樹木葬タイプなど、さまざまな種類がありますよ。
お墓を持たない永代供養は3万円から?
インターネットで「永代供養」と検索すると、「3万円から」「5万円から」といった驚くような価格を目にすることがあります。「本当にそんなに安くできるの?」と気になりますよね。
この価格には、少し注意が必要です。多くの場合、この低価格は、最初から合祀(ごうし)を選ぶ場合の費用を指しています。前述の通り、合祀は他のご遺骨と一緒に埋葬する方法で、個別の安置スペースが必要ないため、費用をぐっと抑えることができるのです。
自然に還る供養方法としての樹木葬

「最期は緑豊かな自然の中で眠りたい…」そんな希望を持つ方に、今とても人気なのが樹木葬(じゅもくそう)です。
樹木葬は、墓石の代わりに樹木や草花を墓標(シンボル)として、その下に遺骨を埋葬する供養の方法。宗教や宗派を問わない霊園が多く、無宗教の方でも選びやすいのが特徴です。ひとくちに樹木葬といっても、実はいくつかの種類があるんですよ。
- 公園タイプ(都市型):都市部の霊園内に整備された、ガーデニングのような美しい区画で行うスタイル。アクセスが良いのが魅力です。
- 里山タイプ(自然型):山の敷地をそのまま利用し、より自然に近いかたちで埋葬するスタイル。環境保全につながることもあります。
費用は一般的なお墓を建てるよりも抑えられる傾向にあり、多くが永代供養付きなので後継ぎの心配もいりません。ただし、一度埋葬すると遺骨を取り出せない、年月が経つと墓標の木がどれか分からなくなる可能性がある、といった点も理解しておく必要があります。
今あるお墓の墓じまい費用はいくら?
「お墓はいらない」と決めたものの、すでにご先祖様のお墓がある…。その場合は、「墓じまい」という手続きが必要になります。墓じまいとは、今あるお墓を解体・撤去して更地にし、その使用権を霊園やお寺に返還することです。
気になる費用ですが、一般的に30万円~300万円ほどかかると言われており、お墓の場所や大きさによって大きく変動します。主な内訳は以下の通りです。
- お墓の解体・撤去費用:石材店に支払う工事費。1平方メートルあたり10万円前後が目安です。
- 閉眼供養(魂抜き)のお布施:墓石から魂を抜く儀式。3万円~10万円ほど。
- 離檀料(りだんりょう):お寺の檀家をやめる際に支払う謝礼。法律上の義務はありませんが、これまでお世話になった感謝の気持ちとしてお渡しするのが一般的です。
- 行政手続きの費用:「改葬許可証」の取得などに数千円程度かかります。
墓じまいのトラブルに注意!
墓じまいで最も多いのが、お寺との離檀料をめぐるトラブルです。高額な離檀料を請求されるケースも報告されています。トラブルを避けるためにも、事前にしっかりと話し合い、感謝の気持ちを伝えることが大切です。また、親族への相談も忘れずに行いましょう。
参考情報サイト: 厚生労働省「墓地、埋葬等に関する法律」
URL: https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/seikatsu-eisei15/
墓なしで仏壇だけありでも問題ない?

「お墓は持たないけど、手を合わせる場所は欲しいから、仏壇だけ置きたい」。これって、全く問題ないのでしょうか?
はい、もちろん大丈夫です!お墓と仏壇は、そもそも役割が違うんですよ。
- お墓:ご遺骨を納める場所。
- 仏壇:ご本尊やご先祖様を祀り、日々の暮らしの中で対話をするための場所。いわば「家の中にある小さなお寺」のようなものです。
ですから、「お墓は持たずに永代供養や散骨にするけれど、自宅には仏壇を置いて毎日手を合わせたい」という選択は、とても自然なことです。最近では、リビングにも合うようなモダンでコンパクトな仏壇もたくさんあります。遺骨の一部を自宅で供養する「手元供養」と合わせて、仏壇を心の拠り所にする方も増えていますよ。
お墓・供養の新しいかたちについてよくあるご質問FAQ
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葬儀をしない場合、香典はどうすればいい?
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とても現実的な疑問ですよね。葬儀をしない、または家族だけで簡素に行う場合は、香典を辞退するのが一般的です。香典返しなどの手間や費用負担をなくすためです。訃報連絡の際に「故人の遺志により、ご香典、ご供花等は固くご辞退申し上げます」といった一文を添えておくと、相手の方も迷わずに済みますよ。
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親族に「戒名がないのは可哀想」と言われたら?
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価値観の違いは、なかなか難しい問題ですよね。大切なのは、一方的に否定するのではなく、「故人が生前から『自分らしい名前のままでいたい』と希望していたんです」というように、本人の意思を尊重した結果であることを丁寧に伝えることです。「宗教的な儀式はしないけれど、その分、家族みんなで故人を偲ぶ時間を大切にしたい」とお話しするのも良いかもしれませんね。
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永代供養の費用には、何が含まれていますか?
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一般的に、契約時に一括で支払う永代供養料には、永続的な供養料、納骨時の法要料、墓誌への刻字料などが含まれていることが多いです。その後の年間管理費はかからないケースがほとんどですが、施設によってプランは様々。契約前には、追加費用が発生しないか、しっかりと確認することが大切ですよ。
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樹木葬なら、いつでも自由にお参りできますか?
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「自然の中だからいつでも行ける」と思いがちですが、施設によってルールが異なります。特に里山タイプの場合、安全管理上の理由から開園時間が決まっていたり、冬期は閉鎖されたりすることも。また、公園タイプでも、火気(線香やろうそく)の使用が禁止されている場所がほとんどです。契約前にお参りのルールもしっかり確認しておくと、「思っていたのと違った…」という後悔を防げますよ。
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遺骨を自宅にずっと置いておいてもいいの?
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はい、法律上は全く問題ありません。これを「手元供養」と呼びます。ただし、ご自身にもしものことがあった後、その遺骨を誰がどのように供養するのか、将来の管理者や供養方法をあらかじめ決めて、ご家族などに伝えておくことがとても大切です。「最終的には、自分の遺骨と一緒に海へ散骨してほしい」など、具体的な希望をエンディングノートに記しておくと、残された家族も安心できますね。

お墓いらない知恵袋で終活を考えるまとめ

この記事では、「お墓いらない」と考え始めた方が抱くさまざまな疑問について、知恵袋に寄せられるリアルな声も参考にしながら、具体的な選択肢や費用、注意点を解説してきました。最後に、今回のポイントをまとめておきましょう。
- お墓がいらないと考える人の割合は近年増加傾向にある
- 背景には後継者不足や経済的負担、価値観の多様化がある
- 葬儀や戒名は法律上の義務ではなく省略も可能
- 墓がいらない場合の骨の行き先には多様な選択肢がある
- 永代供養は承継者不要で管理を任せられる人気の方法
- 永代供養の費用は安置方法によって大きく異なる
- 「3万円から」などの低価格は最初から合祀する場合が多い
- 樹木葬は自然志向の方に人気で公園タイプや里山タイプがある
- 今あるお墓を整理するには墓じまいという手続きと費用が必要
- 墓じまいではお寺や親族との丁寧な話し合いがトラブル回避の鍵
- お墓と仏壇は役割が違うため墓なしで仏壇ありは問題ない
- 何も残したくないという希望を叶える方法もある
- どの方法を選ぶにしても生前の意思表示と家族の理解が重要
- 元気なうちにエンディングノートなどで希望をまとめておくのがおすすめ
- 自分らしい供養の形を見つけることが後悔しない終活につながる
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堀川 八重(ほりかわ やえ)
大阪不動産・FPサービス株式会社 代表
15年以上にわたり1,500組を超えるご家族の相続や不動産のお悩みに、専門家として寄り添ってまいりました。私の信条は、法律や数字の話をする前に、まずお客様ご家族の歴史や言葉にならない想いを丁寧に「聞く」こと。信頼できる各分野の専門家チームと共に、皆様が心から安心できる最善の道筋をオーダーメイドでご提案します。一人で悩まず、どうぞお気軽にご相談ください。
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