「えっ、旦那さんのおばあ様が…!?」突然の訃報に、頭が真っ白になってしまいますよね。お悔やみの気持ちと同時に、「私、どうすればいいの…?」という不安が押し寄せてくる…。葬式義理の祖母という立場、考え出すとキリがありません。
義祖母の葬式に行かないという選択はアリ?仕事休むべき?妻の祖母が亡くなった場合、会社への連絡は?義理の祖母の忌引きって何日?義理の祖父母の葬式が遠方だったら…?義祖母が亡くなったらかける言葉も、義理の祖母の葬式の香典も、服装などのマナーも分からないことだらけ!
しかも、孫の嫁の役割として何か手伝いは必要?もし欠席するなら弔電の送り方は?最近多い家族葬の対応って?そもそも義理の祖母が亡くなったら喪中になるの?…あぁ、もうパニック!この記事は、そんなあなたのための緊急マニュアルです。
不安を安心に変えて、しっかりお見送りできるよう、一緒に準備していきましょう!
この記事のポイント
- 義理の祖母の葬儀に参列すべきかの判断基準
- 恥をかかないための香典や服装などの基本マナー
- 孫の嫁としてのお手伝いや立ち振る舞いのコツ
- 欠席する場合の弔電の送り方や注意点
葬式義理の祖母への参列の判断基準

義祖母の葬式に行かないのは問題ないか
結論からお伝えすると、義理の祖母の葬儀に「行かない」という選択肢は、状況によってはあり得ます。ただ、何の相談もなしに「行かない」と決めてしまうのは、後々の親族関係を考えると少し心配ですよね。基本的には、あなたも結婚によって家族の一員になったわけですから、参列するのが望ましいとされています。
とはいえ、どうしても参列が難しいケースもあります。例えば、
- どうしても休めない重要な仕事がある
- まだ手のかかる小さなお子さんがいる
- 自身の体調がすぐれない
- 葬儀の場所が非常に遠方である
といった場合です。
自己判断は絶対にNG!
一番やってはいけないのが、自分一人の判断で欠席を決めてしまうこと。私の友人は、仕事が多忙な時期だったため「今回はごめんね」と旦那様にだけ伝えて欠席したところ、後から義理のご両親に「どうして来てくれなかったの?」と言われ、かなり気まずい思いをしたそうです…。
大切なのは、まず配偶者である旦那様としっかり話し合うこと。そして、旦那様からご両親(喪主やその家族)へ、あなたの状況を丁寧に説明してもらうのが最も角の立たない方法です。
「参列したい気持ちは山々なのですが、かくかくしかじかで…」と、あなたの気持ちと状況をセットで伝えてもらうのがポイントですよ!誠意が伝われば、「それなら無理しなくていいよ」と理解してもらえることがほとんどです。
もし欠席することになった場合は、後述する弔電を送ったり、後日改めてご自宅へ弔問に伺ったりと、別の形でお悔やみの気持ちを伝えることが重要になります。
義祖母の葬式のために仕事休む連絡方法

義理の祖母の葬儀に参列する場合、当然ですが仕事を休む必要が出てきますよね。「なんて言って休めばいいんだろう…」と悩む方もいるかもしれません。
まず確認すべきは、会社の就業規則です。多くの会社では「忌引き(きびき)休暇」または「慶弔(けいちょう)休暇」という制度が設けられています。これは、近しい親族が亡くなった際に取得できる特別休暇のこと。
会社への連絡は、訃報を受けたらできるだけ速やかに、直属の上司に電話で伝えるのがマナーです。メールでの連絡は、相手がすぐに確認できるとは限らないため、まずは口頭で伝えるのが確実です。
上司への伝え方(例文)
「お疲れ様です。〇〇です。夜分(朝早く)に申し訳ありません。実は、夫の祖母が亡くなりまして、通夜・葬儀に参列するため、〇日と〇日にお休みをいただきたく、ご連絡いたしました。忌引き休暇の申請手続きについては、後ほど改めて確認いたします。ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いいたします。」
このように、誰が亡くなったのか・いつ休みたいのか・休暇の種類(忌引き)を簡潔に伝えるのがポイントです。葬儀の日程や場所がまだ確定していない場合でも、「分かり次第、改めてご連絡します」と一言添えて、まずは第一報を入れましょう。
私の後輩は、焦ってしまって「身内に不幸があって…」とだけ伝えたため、上司から「ご両親?それとも…?」と心配され、かえって話を複雑にしてしまった経験があるそうです。誰が亡くなったのかを明確に伝えることは、相手への配慮でもあるんですね。
妻の祖母が亡くなった場合の会社への伝え方
この見出しは、主に男性(旦那様)の視点になりますね。基本的な流れは、先ほどの「義祖母の葬式のために仕事休む連絡方法」と同じです。
妻の祖母は、あなたにとって「義理の祖母」にあたります。そのため、忌引き休暇の対象となることが一般的です。速やかに直属の上司に電話で連絡しましょう。
伝え方のポイントも同様です。
- 誰が亡くなったのかを明確に:「妻の祖母が亡くなりまして…」
- いつ休みたいのか:「〇日から〇日までお休みをいただきたく…」
- 休暇の種類:「忌引き休暇を申請させていただきたいのですが…」
もしあなたが長距離の移動を伴う単身赴任中であったり、重要なプロジェクトの責任者であったりする場合、業務の引き継ぎについても具体的に伝える必要があります。
「現在進行中の〇〇の件ですが、△△さんには共有済みで、不在中の対応はお願いしてあります。緊急の場合は、携帯にご連絡いただければ対応可能です」といった一言があると、上司も安心できますよね。デキる男は心配りが違います!
休暇明けには、「お休みをいただきありがとうございました。ご迷惑をおかけしました」と、上司や同僚に挨拶するのを忘れずに。社会人としてのマナーも、家族を支える上で大切な要素です。
義理の祖母の忌引き日数と申請について

「忌引き休暇って、何日間くらいもらえるものなの?」これは気になるところですよね。
義理の祖父母の場合、一般的に忌引き休暇の日数は1日~3日間と規定している会社が多いようです。これは、あくまで「配偶者の祖父母」という立場での日数です。
一般的な忌引き休暇の日数目安
会社によって規定は異なりますが、一般的には以下のようになっています。
- 配偶者:10日間
- 実父母:7日間
- 子:5日間
- 兄弟姉妹:3日間
- 祖父母:3日間
- 配偶者の父母:3日間
- 配偶者の祖父母:1日間
※これはあくまで一例です。必ずご自身の会社の就業規則を確認してくださいね。
ここで注意したいのが、会社によっては「同居」しているかどうかで日数が変わる場合があること。また、パートやアルバイトの場合は忌引き休暇の制度がなく、有給休暇を使うか、欠勤扱いになることもあります。
申請手続きには、多くの場合「死亡診断書のコピー」や、葬儀が行われたことを証明する「会葬礼状」などの提出を求められます。喪主ではない場合、これらの書類はすぐに手に入らないこともあるので、事前に会社に「後日の提出でも大丈夫ですか?」と確認しておくとスムーズです。
就業規則は必ずチェック!
以前、私が担当したお客様で、忌引きは3日間もらえると思い込んでいたら、会社の規定では「配偶者の祖父母は1日」だったという方がいました。結局、残りの2日間は有給休暇を申請することになったそうです。思い込みは禁物!まずは就業規則の確認が鉄則です。
もし規定の日数では移動や準備が間に合わない場合は、有給休暇と組み合わせて申請できるかどうかも上司に相談してみましょう。
参考情報サイト:e-Gov法令検索「労働基準法」
URL: https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=322AC0000000049
義理の祖父母の葬式が遠方の場合どうする
葬儀の場所が遠方だと、参列するだけでも一苦労ですよね。移動時間や宿泊の準備、費用もかかります。
遠方の場合、まず考えるべきは「通夜と葬儀・告別式の両方に参列するべきか」という点です。
もちろん両日参列するのが最も丁寧ですが、仕事の都合や移動の負担を考えると、どちらか一方のみの参列になることも少なくありません。一般的には、お世話になった度合いにもよりますが、どちらか一方に参列できれば失礼にはあたらないとされています。
遠方の場合の選択肢
- 両日参列する:最も丁寧な形。宿泊の準備が必要。
- 通夜のみ参列する:仕事の都合などで翌日早く帰る必要がある場合に。
- 葬儀・告別式のみ参列する:日帰りが可能な場合に選ばれることが多い。
- 参列を辞退する:移動が著しく困難な場合。弔電や香典を送るなどの対応が必要。
ここでもやはり、自己判断せずに家族と相談することが大切です。「遠いから、今回は告別式だけ参列させてもらおうと思うんだけど、どうかな?」と、事前に意向を伝えておけば、親族間での認識のズレを防げます。
私が以前聞いた話では、遠方に住むお孫さん夫婦が、何の連絡もなしに通夜に来なかったため、親族の間で「来る気がないのかしら…」とあらぬ噂が立ってしまったそうです。後から「仕事でどうしても抜けられなかった」という事情が分かったそうですが、最初の印象はなかなか覆せません。こまめな連絡・相談がいかに大事か、ということですね。
移動手段や宿泊先の手配も早めに行いましょう。特に連休などと重なると、新幹線やホテルの予約が取りにくくなるので注意が必要です。
義理の祖母が亡くなったら喪中になるのか

「喪中(もちゅう)」とは、近しい親族が亡くなった際に、お祝い事を避けて故人を偲び、身を慎む期間のこと。では、義理の祖母が亡くなった場合、自分は喪中になるのでしょうか?
結論としては、義理の祖母が亡くなった場合も喪中になります。
一般的に、喪中となる親族の範囲は「自分から数えて二親等まで」とされています。義理の祖父母は「配偶者の二親等」であり、自分にとっても「姻族の二親等」にあたるため、喪中の範囲に含まれるのです。
親等の数え方
親等 | 親族の範囲 |
---|---|
一親等 | 父母、子、配偶者の父母 |
二親等 | 祖父母、兄弟姉妹、孫、配偶者の祖父母、配偶者の兄弟姉妹 |
喪中の期間は、故人との関係性によって変わりますが、祖父母の場合は3ヶ月~6ヶ月程度が一般的です。
この期間中は、年賀状を出すのを控え、代わりに「喪中はがき(年賀欠礼状)」を送るのがマナーです。また、結婚式への出席や、新年の挨拶回り、お正月の飾り付けなども控えるのが通例です。
「じゃあ、友達の結婚式もダメなの!?」と焦るかもしれませんが、最近では考え方も柔軟になっています。相手との関係性や、ご自身の気持ち、親族の考え方などを考慮して、ケースバイケースで判断することが多いですよ。不安な場合は、ご両親などに相談してみると良いでしょう。
喪中はがきは、相手が年賀状を準備し始める11月中旬から12月上旬までに届くように送るのがマナーです。早めに準備を進めておきましょう。
葬式義理の祖母で押さえるべきマナー

義祖母の葬式で恥をかかないためのマナー
お葬式の場では、普段あまり気にしないような作法やマナーが問われます。特に義理の家族の前では、しっかりとした対応をしたいものですよね。ここでは、服装を中心に基本的なマナーをご紹介します。
服装のマナー
女性の正式な喪服は、黒のワンピースやアンサンブル、スーツです。光沢のない素材を選び、スカート丈は膝が隠れる長さにしましょう。肌の露出は避けるのが基本なので、夏場でも五分袖や七分袖のものを選び、ストッキングは黒を着用します。
意外と見落としがちなのが小物類です。
- バッグ:光沢のない黒の布製のもの。金具が目立つものや、爬虫類系の素材はNG。
- 靴:光沢のない黒のシンプルなパンプス。ヒールは高すぎないもの(3~5cm程度)を選びましょう。
- アクセサリー:基本的には結婚指輪以外は外します。着ける場合は、一連の真珠のネックレスやイヤリング(ピアス)のみとされています。「不幸が重なる」ことを連想させる二連のネックレスは避けましょう。
- メイク:派手な色味は避け、ナチュラルメイクを心がける「片化粧」が基本です。
- 髪型:長い髪は低い位置で一つにまとめるなど、清潔感を第一に。
通夜の服装は?
「通夜は、急な知らせを受けて駆けつけるもの」という意味合いから、平服(地味な色のワンピースやスーツなど)でも良いとされています。しかし、最近では通夜から喪服を着用する方も増えているため、可能であれば喪服を着用していくのが無難です。
数珠(じゅず)の準備
仏式の葬儀では、数珠は必須アイテムです。数珠は貸し借りをしないものなので、ご自身のものを用意しましょう。宗派によって正式な形は異なりますが、どの宗派でも使える「略式数珠」を一つ持っておくと便利ですよ。合掌する時以外は、左手で持つのが基本です。社会人になったら、お守り代わりにもなるので一つ準備しておくと安心ですね。
義理の祖母の葬式で渡す香典の金額相場

「香典(こうでん)って、いくら包めばいいの…?」これは誰もが悩むポイントだと思います。
義理の祖母への香典は、あなたの年齢や地域によっても異なりますが、1万円~3万円が一般的な相場とされています。もし配偶者の兄弟姉妹がいる場合は、事前に相談して金額を合わせておくと、足並みが揃って角が立ちません。
年代別の香典相場目安
あなたの年代 | 香典の金額相場 |
---|---|
20代 | 1万円 |
30代 | 1万円~3万円 |
40代以上 | 3万円~5万円 |
※あくまで一般的な目安です。親族間の慣習などがあれば、そちらを優先しましょう。
喪主が配偶者の親である場合など、関係性によっては「香典は用意しなくていいよ」と言われることもあります。このような場合も、まずは旦那様を通じて確認するのが一番確実です。
香典袋の書き方・包み方
香典には、お金の入れ方や袋の書き方にもマナーがあります。
- 表書き:薄墨の筆ペンなどを使い、「御霊前(ごれいぜん)」または「御香典(おこうでん)」と書きます。浄土真宗の場合は「御仏前(ごぶつぜん)」ですが、宗派が分からない場合は「御霊前」が無難です。名前は水引の下にフルネームで書きます。
- お札:新札は「不幸を予期して準備していた」と受け取られる可能性があるため避けます。もし新札しかない場合は、一度折り目を付けてから入れましょう。お札の向きは、人物の顔が描かれている面を裏側(下向き)にして入れます。
- 中袋:表面に金額(旧漢数字で書くのが丁寧)、裏面に住所と氏名を書きます。
旧漢数字って、普段使わないから難しいですよね!「壱萬円」「参萬円」といった感じです。コンビニなどで売っている香典袋には、書き方の見本が入っていることが多いので、参考にすると失敗がなくて安心ですよ。
義祖母が亡くなったらかける言葉の選び方
義理のご両親やご親族に、どんな言葉をかければいいのか…。これもまた悩ましい問題ですよね。
身内である義理のご両親にかける言葉としては、「この度は、心からお悔やみ申し上げます」という表現が適切です。
よく使われる「ご愁傷様です(ごしゅうしょうさまです)」という言葉は、本来、遺族ではない第三者が遺族に対して使うお悔やみの言葉です。あなたが使うと、少し他人行儀な印象を与えてしまう可能性があります。
大切なのは、簡潔に、気持ちを込めて伝えること。長々と言葉を続ける必要はありません。葬儀の準備で心身ともに疲れている義理のご両親を気遣う言葉を添えると、よりあなたの気持ちが伝わります。
お悔やみの言葉と気遣いの言葉(例文)
「お義父様、お義母様。この度は、心からお悔やみ申し上げます。さぞお力落としのことと存じます。何か私にできることがありましたら、何でもお申し付けください。」
また、葬儀の場では使ってはいけない「忌み言葉(いみことば)」があります。不幸が重なることを連想させる「重ね重ね」「たびたび」などの重ね言葉や、「死亡」「急死」といった直接的な表現は避けるようにしましょう。
孫の嫁の役割と手伝いのポイント

「孫の嫁」という立場は、弔問客として参列するのとは少し違います。遺族の一員として、何かお手伝いを求められる場面があるかもしれません。
「何かお手伝いすることはありますか?」と自ら申し出る姿勢が大切です。ただし、葬儀社が全てを取り仕切る現代のお葬式では、「特に何もないから、ゆっくりしていて」と言われることも多いです。その場合は、無理にでしゃばらず、静かに故人を偲ぶことに専念しましょう。
もしお手伝いを頼まれた場合、主に以下のような役割が考えられます。
- お茶出しや後片付け:弔問客へのお茶を出したり、湯呑みを片付けたりします。黒や地味な色のエプロンを一枚持参すると、いざという時に役立ちますよ。
- 受付の手伝い:香典を受け取ったり、芳名帳への記入をお願いしたりします。他の親族の方と一緒に行うことが多いです。
- 細々とした買い出し:お茶菓子が足りなくなった時など、ちょっとした買い出しを頼まれることも。
- 実家の手伝い:もし配偶者の実家に宿泊する場合は、食事の準備や後片付け、掃除などを率先して手伝うと喜ばれます。
私の場合は、遠方から来る親戚の子どもたちの遊び相手を頼まれました(笑)。意外な役割が回ってくることもありますが、それも故人がつないでくれたご縁。快く引き受けることで、親族間のコミュニケーションもスムーズになりますよ。
大切なのは、「遺族の負担を少しでも軽くしたい」という気持ちです。その気持ちがあれば、あなたの行動はきっと感謝されるはずです。
欠席する場合の弔電の送り方と文例
やむを得ない事情で葬儀に参列できない場合は、お悔やみの気持ちを伝えるために弔電(ちょうでん)を送るのがマナーです。
弔電は、通夜が始まる前までに、葬儀会場に届くように手配するのが基本です。遅くとも、告別式が始まる1時間前には届くようにしましょう。葬儀が終わってから届くのは失礼にあたります。
弔電の手配と注意点
- 申込方法:NTT(115番)や郵便局のほか、インターネットの電報サービスからも24時間申し込めて便利です。
- 宛名:基本的には喪主の氏名にします。喪主が分からない場合は、「故〇〇様 ご遺族様」としても問題ありません。
- 差出人:あなたのフルネームと、故人との関係(例:長男 〇〇 の妻)を明記すると、受け取った側が分かりやすいです。
- 文面:ここでも忌み言葉は避けます。故人の宗教によっては使えない言葉(例:キリスト教では「冥福」「供養」は使わない)もあるため、可能であれば事前に確認しておきましょう。
参考情報サイト:NTT東日本「電報(D-MAIL)」
URL: https://www.ntt-east.co.jp/dmail/
弔電の文例
「ご祖母様のご逝去を悼み、謹んでお悔やみ申し上げます。ご生前の笑顔ばかりが思い出され、胸がふさがる思いです。やむを得ない事情によりご葬儀に伺えず、誠に申し訳ございません。安らかなるご永眠を心よりお祈りいたします。」
最近は、家族葬などで弔電や香典を辞退されるケースもあります。訃報の連絡を受けた際に、その旨が伝えられていないか、よく確認することも大切です。
家族葬の対応で気をつけるべきこと

近年増えている「家族葬」。これは、ごく近しい親族だけで執り行う小規模な葬儀のことです。
訃報の連絡で「家族葬で行います」と伝えられた場合、どこまでの親族が参列するのかを確認する必要があります。
「家族葬なので、参列はご遠慮ください」と明確に伝えられた場合は、その意向を尊重し、参列は控えるのがマナーです。この場合でも、弔電を送ったり、後日弔問に伺ったりすることは問題ないか、確認してみると良いでしょう。
一方、参列辞退の意向が伝えられなかった場合は、「孫の配偶者」であるあなたは参列すべきかどうか、旦那様を通じて確認するのが最も確実です。
「家族葬」=「参列しなくていい」ではない!
「家族葬」と聞いて、「じゃあ、うちは行かなくていいのね」と早合点するのは危険です!家族葬における「家族」の範囲は、喪主の考え方によって様々。「孫の家族まで」と考える方もいれば、「故人の子どもまで」と考える方もいます。必ず確認をとりましょう。
私が以前、葬儀社の方から聞いた話では、良かれと思って参列した遠い親戚の方の対応に、喪主が困惑してしまったケースがあったそうです。故人を静かに見送りたいという遺族の気持ちを尊重することが、家族葬では特に重要になります。
香典についても同様です。訃報に「香典は固くご辞退申し上げます」と書かれていた場合は、持参しないのがマナーです。無理に渡そうとすると、かえって相手に香典返しなどの気遣いをさせてしまうことになります。
葬式義理の祖母に関する疑問総まとめ
- 義理の祖母の葬儀は基本的には参列を検討する
- 判断に迷ったらまず配偶者を通して実家に相談する
- 仕事は忌引き休暇が使えるか就業規則を確認する
- 忌引きの日数は会社によって異なるため注意が必要
- 遠方の場合は通夜か告別式のどちらかへの参列でも可
- 義理の祖母が亡くなった場合も自分は喪中になる
- 服装は黒の喪服で肌の露出を避けるのが基本マナー
- 香典の相場は1万円から3万円が一般的
- 香典袋の表書きは薄墨で「御霊前」と書くのが無難
- お悔やみの言葉は「心からお悔やみ申し上げます」が適切
- 「ご愁傷様です」は他人行儀な印象を与える可能性も
- 孫の嫁としてお手伝いを自ら申し出る姿勢が大切
- 欠席する場合は通夜の前に弔電を手配する
- 家族葬の場合は参列範囲を必ず確認する
- 香典や弔電を辞退されている場合はその意向に従う
参考

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