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マイホーム購入は多くの人にとって一大イベントであり、ほとんどの人が一度は考える目標の1つだと言えるのではないでしょうか。

しかし、マイホームの購入を現実的に考えていくと、様々な条件や問題をクリアしていかなくてはならないことに気づきます。

その中でも現実的にネックとなりやすいのが、購入時の年齢に関するものです。

マイホーム購入時にはローンを組むことも多く、長期間にわたって返済を考えていくうえでは購入のタイミングを見計らうことが大切でしょう。

そのためこの記事では、マイホーム購入の最適なタイミングについて、年齢や年収、資金などの視点から整理します。

マイホームの購入年齢 家を建てる際の平均年齢とは

 令和2年の「住宅市場動向調査報告書(国土交通省)」によると、注文住宅を初めて取得した際の平均年齢は、38.9歳とのことでした。

また、初めて注文住宅を入手した年齢別の割合は、以下の通りです。

出典:国土交通省「住宅市場動向調査報告書(令和2年)

年代割合
20歳代14.5%
30歳代49.2%
40歳代21.6%
50歳代7.3%
60歳以上7.4%

上記によると、マイホームを建てる際の平均年齢は、注文住宅の場合30代が最も多く約半数を占めています。

その次に多いのが40代で、20~40代のうちにマイホームを購入する方が大半であることが分かります。

また、同調査によると初めて中古の戸建て住宅を購入した際の平均年齢は43.8歳であり、注文住宅よりも全体的にやや遅めのタイミングという結果が出ています。

今回の調査報告書を総じて分析すると、30~40代の間にマイホームを購入する方が大半であるということが言えるでしょう。

マイホームの購入年齢 なぜそのタイミングか

 それではなぜ、30~40代の間にマイホームを購入する方が多いのでしょうか。

その理由として最も大きいのが、ローン返済に関することだと考えられるでしょう。

住宅ローンの完済年齢から逆算し、購入タイミングを決定している方が多いのです。

住宅ローンの完済年齢は75歳や80歳と決められているのが通常であり、例えば35年ローンとして75歳で返済するためには、40歳にはローン契約をしていなければなりません。

しかしこれでは完済年齢に対してギリギリであり、より余裕を持った返済計画を立てたいと考えた方の多くが、30歳代でマイホーム購入の話を考えるようになるのです。

ローン完済年齢から逆算してマイホーム購入の計画を立てる」という考え方はとても堅実であり、なるべく安心して住宅ローンを組みたいのであれば重要だと言えます。

マイホームの購入年齢 ライフスタイルの変化

 マイホーム購入のきっかけとしては、ライフスタイルの変化も大きな要素です。

結婚をしても夫婦のどちらかが家庭に入らず共働きになるケースは多く、夫婦共働き家庭であれば共有名義でローンを組んで若い頃から家を買えることもあります。

なるべく早いタイミングで家を購入すればそれだけローン返済時期も早まり、家賃を支払う期間も短くできるのです。

また、出産によって家族が増えると、単純に考えてそれだけ広い住環境が必要になります。

まだ子供が1人の場合は何とかなったとしても、2人目、3人目と考えた場合には、どうしても一定の広さを持った住宅が必要になるでしょう。

さらに、子供が成長し独立して夫婦が老後を迎える頃には、高齢者が落ち着いて住める住環境の準備が必要になります。

その時を見越してバリアフリーの住居を購入する、病院などの施設に近い場所に家を買うなどの選択を選ぶ方も多いと言えます。

マイホームの購入年齢 家を建てる方の年収や購入資金はどれくらい

先ほど紹介した令和2年の「住宅市場動向調査報告書(国土交通省)」によると、注文住宅を初めて取得した際の世帯平均年収は、738万円です。

また、注目住宅を初めて購入した世帯の年収帯の分布は、以下の通りでした。

年収割合
400~600万円11.2%
600~800万円26.1%
800~1,000万円24.6%
1,000~1,200万円15.7%
1,200~1,500万円8.8%

出典:国土交通省「住宅市場動向調査報告書(令和2年)

上記を見ると、年収600~1,000万円の年収で住宅購入に踏み切る方が多いと言えるでしょう。

また、同調査によるとマイホームの購入資金の平均は以下の通りです。

住宅種類購入資金自己資金比率
注文住宅4,486万円22.0%
分譲戸建て住宅3,757万円20.6%
分譲マンション4,393万円25.6%
中古戸建て住宅2,696万円32.5%
中古マンション2,213万円37.0%

※注文住宅の調査地域は全国、その他住宅は三大都市圏での調査です。

出典:国土交通省「住宅市場動向調査報告書(令和2年)」

ご自身の理想とする物件・エリアの相場と収入を照らし合わせ、購入計画を立てていきましょう。

マイホームの購入年齢 住宅ローンを組む際の注意点

住宅ローンを組む際には、以下のようなポイントに気を付けておくことが大切です。

住宅ローンを組む際に気を付けたい注意点

・自己資金はある程度準備する

・住宅ローンの減税制度を忘れずに利用する

・余裕を持った計画を立てる

まず、住宅ローンを組む際には頭金として自己資金を準備することが大切です。

頭金なしでもローンを組めることはありますが、頭金の金額に応じて金利を下げてもらえるケースもあります。

また、住宅購入時には手数料や税金などの諸費用が必要になるため、なるべく資金を持っていた方が良いでしょう。

住宅ローンには減税制度があり、注文住宅を購入する方の大半が利用しています。

マイホーム購入には多額の資金が必要になるため、こうした制度は忘れずに利用することが大切です。

そして何より大切なのが、余裕を持った返済計画を立てることです。

自分の収入をしっかりと把握し、ローン返済に無理のない金額の範囲でマイホーム購入計画を立ててください。

マイホームの購入年齢 業種によるローンの違い

住宅ローンはどんな業種の方でも基本的に受けられますが、中でも公務員の方は、比較的住宅ローンの審査に通りやすいと言えます。

やはり収入が安定しており、昇進や収入の傾向などが分かりやすいためです。

公務員ではなかったとしても、大企業の正社員や医師など、収入が高いことにより社会的ステータスが高い職業は、やはり審査に通りやすいと言えるでしょう。

しかしその逆に、自営業や個人事業主、アルバイトやパートなどの方は、どうしても審査に通りにくいのが実情です。

その他にも収入が低めで安定しない職業は、基本的に審査に通りにくいことを覚悟しなくてはなりません。

たとえ会社を経営していたとしても、中小企業などのケースであまり利益を出せていない場合は審査では不利だと言えます。

マイホームの購入年齢 健康に対するリスク

40歳を過ぎてからの住宅購入においては、健康リスクなどの観点から住宅ローンが組めないケースがあります。

住宅ローンの返済は長期間にわたるのが通常であるため、原則として団体信用生命保険に加入することが前提条件になります。

そして団体信用生命保険を契約するためには健康状態の告知が必要なのですが、健康状態に問題があると判断されると、契約を断られてしまう可能性があるのです。

年齢を重ねるにつれてどうしても健康上の不安は出てきてしまうため、健康状態によってローンが受けられなくなるリスクが高まる傾向があります。

完済年齢の上限から見ても、年齢が高くなるとどうしても不利になってしまうとは言えるでしょう。

マイホームの購入年齢 は計画立てが重要

 今回は、マイホームの購入年齢について解説してきました。

マイホームを購入する年齢の目途について、判断する材料となりましたでしょうか?

マイホーム購入は大きなお金が関わる一大イベントであり、購入時の年齢も比較的大切な要素になります。

ただ、マイホームを持つ安心感は何にも代えがたいものです。家族との幸せな未来を描くためにも、一度購入を具体的に検討してみてはいかがでしょうか。

投稿者プロフィール

堀川 八重(ほりかわ やえ) 終活・相続・不動産・生命保険の寄添うコンサルタント
堀川 八重(ほりかわ やえ) 終活・相続・不動産・生命保険の寄添うコンサルタント
終活・相続・不動産・生命保険寄添うコンサルタント
相続診断士・ファイナンシャルプランナー・終活ガイド・
エンディングノート認定講師他終活・相続・不動産に関連する専門資格を20種類以上保有していますので幅広いサポートが可能です!
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